1200年の歴史が育んだ京料理とヨーグルトから、これまでにない「より美味なる和食」が生まれました。料亭にも負けない、洗練された味の味噌焼きをヨーグルトを使って作ります!
『ヨーグルトと味噌を合わせて魚を漬けるなんて、ちょっと…』と思っていたら、ぜひその印象を捨ててください!ヨーグルトを使ったこの西京焼きとてもおいしいです。
乳酸菌を豊富に含むヨーグルトが、魚にフレッシュな風味を与え、とっても品のよい味に仕上がります。
その洗練された味は、料亭にもひけをとりません。みそ漬けが苦手、という方にもぜひ一度試していただきたいレシピです。
材料(3人分)
- ブリ(切り身)…3切れ
- 柚子の輪切り…3枚
- A ヨーグルト…100g
- A 西京みそ…100g
- A 塩…小さじ2
- A 酒…大さじ1
- A みりん…大さじ1
作り方
ブリの下準備
ブリに軽く塩(分量外)を振って15分ほど置いた後、さっと水洗いしてキッチンペーパーで水気をとり、バットに移します。
材料を混ぜ合わせる
材料Aをボウルに入れ、よく混ぜ合わせます。
ブリに漬け込み冷蔵庫で一晩寝かせる
2で混ぜ合わせた材料をバットの上のブリに流し入れ、柚子の輪切りをのせる。
ラップをして冷蔵庫に入れて一晩寝かせる。
グリルで全体に火が通るまで両面を焼いて完成
翌日、魚焼きグリルで全体に火が通るまで両面を焼いて完成です。このとき、みそが焦げやすいので火加減に注意してください。
今回はブリで作りましたが、サワラ、サバ、サケなど、使用する魚は好みのもので構いません。たくさんお魚を買った日は、一部を西京焼き用に仕込んで翌日のおかずにすると良いですね。
京都では、西京焼きに代表される魚のみそ漬けは、とてもポピュラーな料理です。京都は四方が山に囲まれており、海がなかったことから、どのような形で魚を食べるかは重要な課題でした。こうした事情から、魚を保存食に加工して食べる食文化が発達。身欠きニシンや棒ダラのように、干物を多用するのもその表れです。
西京焼きも同様で、味噌漬けにすることで魚を日持ちさせる工夫から生まれました。しかし、西京焼きは決して保存性のみが目的だった調理法ではありません。味噌は、素材の生臭さを消し、旨味を与えるなどのさまざまな効用があります。味噌に漬けておくことで、よりおいしい焼き魚ができることを、京都の人たちは知っていたのですね。