トルコの伝統料理「チュルブル」は、ポーチドエッグにヨーグルトソースと辛いバターソースをかけていただく料理です。
慌ただしい朝に、より簡単に作ることができる目玉焼きにアレンジしました。
ヨーグルトと卵は、とっても好相性。このヨーグルトソースは、たいていの卵料理にマッチします。
ヨーグルトソースは、ゆで卵、スクランブルエッグ、卵焼きなど、好みのものにかけても美味しいです。
材料(2人分)
- 卵…4個
- クレソン…適宜
- プチトマト…適宜
- サラダ油…大さじ1
- 水…大さじ1
ヨーグルトソース
- ヨーグルト…250g
- おろしニンニク…小さじ1
- 塩…小さじ1
- さとう…ひとつまみ
- パセリ…5g(2房ぐらい)
バターソース
- バター…10g
- カイエンヌペッパー…小さじ1/2
- あらびきコショウ…小さじ1/2
- カルダモンパウダー…小さじ1/2
作り方
ヨーグルトソースを作る
パセリはみじん切りにする。
ボウルに、ヨーグルトソースの材料を全て入れ、よく混ぜ合わせる。
目玉焼きを作る
よく熱したフライパンにサラダ油をしき、卵を入れて蓋をし、中火で1分焼いたら蓋を取って水(大さじ1)を入れ、再び蓋をして5秒数えて火を止めます。
そのまま1分~1分30秒ほど蒸らす。目玉焼きができあがったら、皿に移します。
バターソースを作る
フライパンを熱してバターを入れ、バターが溶けたら、バターソースの材料を全て入れて混ぜ合わせます。
目玉焼きにソースをかけて完成
出来上がったヨーグルトソースとバターソースを目玉焼きにまわしかけ、クレソンとプチトマトを添えて出来上がりです。
基本のヨーグルトソースはヨーグルトとにんにくを混ぜるだけ。
風味づけとして刻んだパセリを加えましたが、ねぎやバジル、大葉など好みのものを使用しても美味しいです。
バターソースに加えるスパイスは、いちばんシンプルなものなら、とうがらしだけでもOK。今回のレシピではカルダモンを加えていますが、カレー粉や七味などに変えてもよく合います。
中華、フレンチと並んで世界三大料理のひとつに数えられるトルコ料理。トルコはヨーロッパとアジアの中間に位置し、両方の良いところを持ち合わせた料理体系を作り上げました。
また、交易の拠点だったため世界中のあらゆる食材を駆使することができ、他の国には見られない、洗練された味つけ・調理文化を持つに至ったのだと言われています。そんなトルコで有名なのが、ヨーグルト。羊乳や水牛乳から作られ、とても味の濃いおいしいヨーグルトで名物となっています。
トルコの人にとって、ヨーグルト料理は日常に欠かせないもの。特に好まれているのが、ヨーグルトととうがらしのブレンドです。日本ではまず見られない組み合わせですが、一度慣れると、トルコ料理の素晴らしさの一端が実感できます。消化に良く代謝を活性化させるうえ、乳酸菌もたくさんとれるので、健康面でも優秀な食べ物です。